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ナベルビン9クール2回目と孫の入院

今週の月曜日は治療日でした。

1時間の待ち時間後、S医師(主治医ではありません)の診察を受け2Fへ。

今日は新型インフルエンザワクチンもできることになりましたので問診表に記入しました。

その後、I医師(女医)と話してワクチンを受けました。

ナベルビンのサイクルを変更したこともご存知で、うまくコントロールできるといいね、と。
でも、マーカーが下らないから不安だと話す。
でも、上ってないことを良しとしようと諭される。
確かにそうだ。上ってないだけいいとしよう。

そして、もう一つの質問をする。
「今日はゾメタもするんですが、ワクチンも一緒でも大丈夫なんですか?」
I医師「大丈夫ですよ。少し身体がだるくなるかもしれないけどね」・・・と。

身体がだるくなるのはナベルビンだけでも充分なるのですから・・・ま、いいっか!

で、ブスリと注射をしてもらい点滴室へ。

あとはいつものように3本の点滴をさっさと済ませ・・・
ところが・・・お隣の方・・・

確か、前回も一緒だったかな・・・と、にこやかにあいさつを済ませ・・・

すると彼女「いつからやってるんですか?」と質問が。
わたしは簡単に経過を説明する。

彼女「5年もですか・・・K先生(主治医)のこと信用したはるんですか?」と。。。

わたし、一瞬この人は何故聞くのか?こういう事を聞くのは不満があるんだと察するよね。

で、わたし、信頼してますよ。
ちゃんと話聞いてもらえますし、一方的な治療もないし・・・信頼してなかったら5年は無理でしょう?!

彼女「そう・・・わたしは信用できんわ!!」と、吐き捨てるように・・・(~_~;)

何があったのか聞いてみると、どうやら彼女はここのところS医師の診察ばかりらしい。
他のひとは三人のDrがいるのでいろいろなのに、彼女はS医師ばかりらしい。

彼女「K先生はわたしのことなんかどうでもいいっておもってるんやわ!」て。

・・・・それは違うと思うけれど・・・

わたしもS先生が多いこと、K先生と話したいと思う日は自分から看護師さんに今日はK先生でお願いしますと言うことを伝える。

そう言えば患者の振り分けは誰がしてるの?
看護師さんだよね。
でも、何か取り決めがあるのかも・・・
わたしたちのように長く治療をしているものは毎回大きな変化があるわけでもないし・・・
手術前後の方や告知はK先生が中心だろうということは察しがつきますが・・・
そりゃ、みんなK先生の診察を受けたいと思ってるかも・・・
あっ、違うかも・・・
S先生がいいって言ってた人もいたなぁ~
S先生は物腰が柔らかくて優しいからもの足りないと感じる人もいるかな・・・^^;
I先生もとっても親身になって聞いてくださいますし、副作用の相談はI先生がいい。

わたしが通うクリニックはK医師経営の個人クリニックだ。
近年、患者数が圧倒的に増えてK医師だけでは大変なのでS医師とI医師が増員されました。
評判を聞いて来た患者さんにとって担当が院長のK医師でない場合、がっかりするのでしょうね。
古い、わたしのような患者にとってはゆっくりK医師と話せなくなっていましたから医師の数が増えたことは歓迎です。
でも、K医師でないと不安が募るのも歪めない。
そういう不満もよく聞く。
それでも慣れた患者さんは、わたしのように自分でK先生でってお願いしてる。

でも、彼女の怒りはそうとうのもので・・・
彼女はK先生が自分を避けてるとしか思えない様子(・・;)

とにかく次回は一度K先生にしてほしいと看護師さんに伝えるってことで納得してもらう。

でも、話はそれで終わらない・・・

「わたしはね、再発したらもうこんな治療はしないねん。治療はしないで死ぬねん。」
・・・・・・・・・・・(・_・;)

わたし、どうしてですか?と、一応聞いてみる。

「昨年末に旦那が死んだんやけど天命やと思うから仕方ないと思ってるわ。人間は生まれてきた時から死ぬときが決まってるから、こうして乳がんになって死ぬのも天命やからね。もういつ死んでもいいし。今日死んでもいいと思ってるから。娘がひとりいるけど、気の弱い子やし、まだ結婚もできひんから、ひとりでも生きていけるように今厳しく躾けてるんや。」

返事するのに困ってしまった・・・だけど、そんなに悲観的ではないことを話す。
転移したって再発したって薬はいっぱいあるし、効く人も多く、たくさんの人が治療をしながら普通に生活もしていると話す・・・10年以上頑張ってる人もいるよ。。。

「わたしは自分の病気のことを知らんのは嫌やからいっぱい本を買って勉強してこの病気のことは詳しいからね。再発したら治らないって書いてあったし。それなら治療しても無駄やから治療せんと死ぬねん。わたしは死ぬのなんか全然恐くないからね!今死んでも平気やから。それにわたしは頑張るのも嫌いやねん。頑張りたくないから、いいねん。天命で決まってるから死ぬねん。」

・・・何だか腹立ってきた!!<(`^´)>

そんなに勉強して知ってるならもっと他のことも書いてあったやろ~!!
そんなに死にたいなら勝手に死ねぇ~!!
娘さんの気持ちをちゃんと聞いたことあるんか!?
今日死んでもいいと思ってるのに何で今タキソールやってるんねん!!

言えなかったけど・・・心の中でそう思った。
とても憤りを感じた。

先ず、転移して3年になり治療してるわたしに言う言葉ではないよ・・・
わたしは無駄な治療をしてるのか?!
死ぬ・死ぬ・死ぬ・・・・天命だから諦める?!

勝手に死ねぇ~~~~!!

可哀想な人やなぁ・・・本当は違うよね。
わたしに否定して欲しかった?
そんなことないですよって言って欲しかった?
だけど、貴女のあの誰の意見も寄せ付けない拒絶した話し方には何も言えません。

手術から5ヶ月くらいだと・・・わたしはどんな気持ちでいたんだろうか?
悲しみ・怒り・諦め・・・自暴自棄・・・?

未熟なわたしには彼女の苦しみに応えることが出来ませんでした。
ただただ、憤りと哀しみでいっぱいになっただけ・・・

きっと、また会うのだろうけど・・・何が言えるのだろうか?
まだまだ器が小さいなぁ~あたし。
今度、何か彼女の気持が軽くなることを言ってあげられるといいのだけれど。。。

とても後味の悪い点滴日でした。(-_-;)


そして、孫話。

土曜日のこと・・・
またもや長男からの電話!
えっ!?
どうした???
またかぁ???悪いことやなぁ・・・きっと。(-_-;)

「もしもし、何かあったんか?」と、いきなり聞くわたし。
長男も言いにくそうに
「R(孫)が入院したんや。アデノウィルスってやつやて。保育園で水疱瘡を貰ってたんやけど、あんまり熱が高いからと検査したらインフルじゃなくってアデノウィルスやて。水疱瘡とのダブルで熱が高いらしいけど。そんな大したことないけど土日挟むから入院したほうが安心やろうって。心配しなくていいし、熱あるけど食べてるから。それから来なくていいからな。病院来てお母さんが病気貰ったら困るからな!来なくていいからな!!それより嫁さんが大変やわ。点滴するのにRが大泣きしたら、廊下で待たされてた嫁も大泣きやし、困ったもんや」って、息子は笑ってた。

アデノウィルスってプール熱っていわれるやつだけどいろいろ型があるみたいだ。
だけど抗生剤の効くやつがなく自然治癒を待つしかないみたいだ。
まだ、1歳4ヶ月だから確かに入院のほうが安心だ。
何も出来ないわたしは心配しか出来ないけど、Drに任せるしかないしね。

それでも、心細いはずのKちゃん(お嫁ちゃん)とメールのやりとりを繰り返す。
しょんぼり大人しいRの顔。熱が高いのにバナナにかぶりつくRの顔・・・動画が毎日送られてくる。
絶対来ないでとKちゃんにも釘を刺される。
ホントはすぐにでも行きたい気持を抑える。
白血球が2500ではちょっとね。
新型インフルワクチンもまだやし・・・ぐっと堪える。

でも、やっぱり心配。
で、鍼の帰りに病院に寄って、旦那に病室まで様子を見に行ってもらう。
本人はちょとおとなしくしていて、でもニィ~って笑ってたからって。
調度Drが来て、数値が下ってきたので明日か明後日には退院できると告げられたと。
Kちゃんがちょっと疲れた顔してたけど、個室やし、赤ちゃんのベットとお母さんのベットとお風呂も着いてるし、
綺麗な部屋やったよ、との報告。

それに駐車場で待っていたら長男も自分の病院の診察に行って今来たと登場。
少し疲れた顔。
そうだよね。自分の怪我に続いて子供の入院。
息子もKちゃんもホントにお疲れ様です。

でも、Kちゃん曰く、心配できる家族が出来たことの方が幸せです~と。
心配する人がいて、心配してくれる人がいて、家族ができたことが嬉しいと。

長男の怪我を心配して電話してた二男が翌日事故った話には驚いてましたが^^;みんな大事に至らなくてホントに良かったと母もバァバも思ってます。

そして先ほど退院しますとメールがきました。
良かった!良かった!\(^o^)/

だけど、こんな時に何も出来ない不甲斐無い自分が情けない。
健康でさえあれば・・・ごめんね。

by coo-sora | 2009-12-02 13:57 | 乳がん