アルペンルート後編
さてさて、翌日のご来光は・・・
天気が良く見に行く時は、4時20分にモーニングコールがあります。
無い場合はそのまま眠ってくださいとのことで・・・
でも、いつもより超早く寝たわたしたちは熟睡も出来ず、モーニングコールはまだかまだかとまちましたが・・・とうとう無しでした。
それから約2時間熟睡して目覚め、カーテンを開けると・・・眩しい~~~~(~_~;)
そして、真っ白・白・しろ・・・・・・・
全く何も見えません(・・;)
凄い霧なのです。
視界ゼロを始めて経験しました。
ホントに目前に白い壁があるみたいです。
エェ~~~~~~~ッ!?
この霧は晴れるのかしら?
これじゃぁ、また雪の大谷はお預けかい?!(-_-;)
で、いろいろ考えて霧が晴れるのを待つのは時間がもったいないので、先ずは山の反対側の黒部ダムへ先に行くことにしました。
朝食をしっかり食べて・・・何で旅行先だと朝からお腹が空いていっぱい食べられるのか不思議だわなぁ~んて言いながらお腹いっぱいになると出発です。
室堂からは立山トンネルトロりーバスに乗ります。
形はバスで走りは電車というエコカーです。
立山の直下を反対側の大観峰(標高2316m)までトンネルでぶち抜いた感じで・・・
思わずハリウッド俳優のあのCMを思い出して笑ってしまいました。
約10分間、これまた運転手さんの腕に感心しながら到着したのは「大観峰」
室堂とは立山を挟んで反対側
黒部湖を見下ろす景色は絶景です。
大観峰からはロープウェイで「黒部平」まで降ります。
このロープウェイは景観保護のため支柱が1本の無いのです。(~_~;)
しかも急勾配だし・・・
でも、景色が最高なんで高い所が苦手な人も大丈夫ですよ。
因みに高い所大好き人間のわたしは超ご機嫌でした。(^_-)-☆
黒部平(標高1826m)からは黒部湖(1455m)まで前線地下式というケーブルカーで降ります。
そしてようやく「黒部ダム」に到着です。
立山・黒部は環境保存のため、自家用車は立ち入り禁止で様々な乗り物を乗り継ぎます。
どれもが工夫されていて楽しむことが出来ました。
そして、いよいよ「黒部ダム」がわたしちの目前に広がります。
ダムの放水期間は6月26日~10月15日で、残念・・・放水も見たかったなぁ~
下流は渓谷が続き、雪解け水が青くキレイでした。
ダムとアルプスの山々は凛とそこにたたずみ、人間が創造した巨大な建造物と自然が融合した不思議な景色でした。
これが黒部ダムなんだぁ・・・凄いなぁ~の連発。
言葉は出てきません。
ダム湖の向うは赤牛岳(2864m)
ダムから立山を見上げる・・・
感動の時間を過ごしたわたしたちは先と同じルートに戻りました。
室堂まで戻るとそこはまだ霧がすっきり晴れておらず・・・でも、今回の旅行の一番の目的であるわけですから、雨よりいいじゃないって、自分を慰めながらの「雪の大谷ウォーク」開始です。
ちょっと面白いでしょう?!
雪にもいろいろあるんですね~
従姉妹3人、楽しい旅になりました。
わたしの母は8人兄妹の下から3番目です。
とても仲のいい兄妹ですが、特に下の4人は女ばかりで特に仲良しでした。
一番下の叔母は東京在住で遠いのですが、あとの3人でよく出かけていたのを思い出しました。
前夜、3人でワインをあけながら、わたしたちって親と同じ事してるよね~
しかも、最近はそんな母親にそれぞれがとても似てきて役割分担まで母たちと同じだなぁ~って思い出して可笑しくなってしまいました。
さてさて、次回は何処へ行こうかと話ながらの帰路・・・立山駅からしばらく山道を行くと・・・
カモシカでしょうか?
わたしたちを見送ってくれましたよ。
大自然に抱かれてパワーをいっぱい充電できたいい旅になりました。
今度はお花畑のきれいな夏か紅葉の秋にもう一度訪れたいと思いました。
余談ですが、中国からの観光客の多さに圧倒されました。
日本語より中国語の方が頻繁に飛び交い、まるでわたしたちが中国に旅行に来ているような錯覚に陥るような不思議な感じ。
ここはどこ~~~~?!(・・;)
でした。
by coo-sora | 2009-04-26 18:27 | 旅の記録